妹が九州から同窓会に出席する為に実家に戻っている。
同窓会に出る間息子の世話をおふくろに頼んだのだが、おふくろが疲れるだろうからと、俺も出番となった。
先日の家族の食事会でトミカを買って渡すつもりだったんだけれど、その日は何故かキッズランドが棚卸で休み。
「うそ・・・」
と結構ショックだったのだが、結局これは甥っ子の強運のなせる技だと後で解る。末恐ろしい奴だ。
二ヶ月前。
同じく家族の食事会で俺は何も考えずに( 実は多少不安だったが )大人買いで10台ほどトミカを買って持っていったのだが、なんと、小学校入学前の彼は既に持っているトミカを見事により分けて見向きもしない。子供が残酷だとは良く言ったものだ。
子供に興味を持たれないおもちゃなどこの世で一片の価値もなくそれを買って来たバカな伯父の立つ瀬など、やはりこの世には無いのだ。
「友達にあげるんだって」
とは妹の通訳。持って無いトミカをもらって、モチロン鼻息は荒く、何を言ってるか解らない。つまり、こだわらなければ伯父の愛は届いた事にはなるのだった。
「俺俺」
たしかに、身内だとこうなるなぁ・・と今の世の中を顧みながら妹に確認の電話を入れながらキッズランドの棚の前に立っていた。やはり携帯電話というものは、便利である。
俺「あいつの持って無いトミカって人形のついてるやつやな?」
妹「う・・ん。写真のが持って無いので種類じゃない」
俺「え」
妹「殆ど持ってるはずだけど」
俺「黄色いスポーツカーは?」
妹「聞いてみるね」
妹「話したいって言ってる」
しばらく宇宙人と話したのであった。
俺「で?」
妹「たぶん大丈夫、後サファリのもたぶん持ってない」
俺「じゃぁ、両方買って行く。じゃあな」
ああ・・・こないだ、棚卸で助かったぁ・・・
当然喜んでもらったのであった。
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at 2009-04-04 23:29
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独り言 : 徒然
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