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2010年11月07日


【レビュー】獣医ドリトル(1〜8)

最初、「高額の報酬」を請求するあたり、モロ「ブラックジャック」とかぶってると思いましたが、そもそも、そういう設定自体が漫画を面白くする味付けなのはいまさらなのですが、読み進むうちに思ったのが、

「よく、できてる・・・」

という感想です。もちろんお話そのものはとても面白く、結構読むのに時間がかかる上に一話づつかならず盛り上がって最後に落ちがついてきます。とても本を開くのが楽しみで、わくわくしました。

で、ドリトルは結局「普通の人」なんですよね、自分から見れば。言ってる事や実行する事は普通に論理的でかつ情がある、普通の優秀な主人公です。

ただ、面白いのは患畜を連れて来る飼い主に代表される、かなり「ズレ」た思考を行うとても「浮いた」人間達なんですよね。こいつらの脳のシナプスは腐ってるんじゃ無いだろうか・・・と突っ込みたくなるような誇張をうまく表現されてます。

およそ、ドリトルのような正常な人間を描くより、異常な人間を描くほうが大変なはずです。自分と全く違う、本来理解不能な心理をやりすぎないように描いて、そしてかつ読者が喜ぶような結末を導かないといけないのですから。

だから、「よくできてる」んです。


posted by at 2010-11-07 15:06 | Comment(0) | マンガ : 医師 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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