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2012年12月16日


GPL、LGPL、MIT : 広く誰にでも使って欲しい為にあるライセンスが、日本ではそれを阻害しているとしか思えない時があります

そもそも英語ペースの時点で日本人にとって理解しづらいものです。技術者と言えども英語がとてもよく理解できるわけでもなく。かろうじてインターネットで情報を得るようになって来たと言っても、デリケートな分野でもあるので、皆断言を避けてるみたいだし。

まず、MIT ライセンスは Google がホスティングしている JavaScript のライブラリに使われているもので、最も制限が無くライセンスの文章も短くてシンプルです。
( MIT_license 日本語訳 )

これは、再配布としてとらえていいものだと思いますが、そもそも、jQuery のライブラリを自分のホームページで使う場合に、「再配布」とか考えた事が無いでしょうが、結果的にはインターネットの原理からすれば「配布」している事になります。実際は配布目的では無いし、ほとんどの人がどこにダウンロードされたか解らないのですけれど。

それを仮に「再配布」として考えた場合ライセンス云々と言われてもさっぱりです。何がどうなのか解りません。そもそも、jQuery のソースには、ライセンスの文章は無く、その場所の URL が書かれており、しかもデュアルライセンスであって、GPL か MIT かを利用する人が選択できます。
/*!
 * jQuery JavaScript Library v1.4.4
 * http://jquery.com/
 *
 * Copyright 2010, John Resig
 * Dual licensed under the MIT or GPL Version 2 licenses.
 * http://jquery.org/license
 *
 * Includes Sizzle.js
 * http://sizzlejs.com/
 * Copyright 2010, The Dojo Foundation
 * Released under the MIT, BSD, and GPL Licenses.
 *
 * Date: Thu Nov 11 19:04:53 2010 -0500
 */

つまり、作者さんは「自由に使って下さい」と言いたいのであって、それを明示する為にわざわざ、MIT と GPL のデュアルライセンスを提示しています。さらにGoogle は、そのファイルをホスティングして第三者に利用させていますが、特に特別な事は無く、ただ右から左です。JavaScript という特性上常にソースコードは公開されていて、その先頭に常に作者のライセンス表示があります。これで何も問題無いはずです。

ですが、MIT ライセンスは解りやすいのですが、LGPL というライブラリ用のライセンスがあって、これがアイコン画像で使われていたりするのは、日本人にとってお手上げのような気がします。

LGPL は、そのライブラリを使ったプログラムに含めてしまうとソースを公開要求されたら提示する必要がある・・・とどこかに書かれていましたが、動的に後からバインドする場合はプログラムのソースを公開する必要は無いとも書かれていました。要するに二次的な著作物に対してソースを公開しなくてもいい方法を用意したという認識をしているのですが、HTML に組み込まれる「画像」をライブラリとして考えた場合はどうなってるのかさっぱりです。

ですが、たぶんバイナリのプログラムにリソースとして動的に読み込んで使う事まで想定して、作者さんが「頼むから自由に使ってくれ」と言っているような気がします。

だいたい、WEB に使う場合どれが LGPL なのか見ている一般利用者には解らないし、LGPL で配布している時点で後の事をあまり意識していないというか、もっとそれ以前に「自由な気持ち」なのでしょう。

仮に、どうやれば個別の画像かを WEB 閲覧者に解るように出来るかと考えた場合おそろしく煩雑で面倒な作業になってしまいました。やってられないです。それでもなんとかもっと多くの人に再利用可能である事を知らせたかったら、大元のダウンロード先のリンクと簡単な説明があればなんとか解決すると思います。それでも、ある、特定の一つの画像のソースを個別に調べるには時間がかかるとは思いますが、作者さんがそこまでく絶対に望んでいないというか、考えすらして無いです、きっと。

で、最後に Creative Commons ライセンスは、著作の表示を義務としている場合が多いですが、対象がそのまま WEB 上で表示される事が想定されているメディアでは当然だと思います。その表示が無ければあまりにも全てを軽視した人達が何するか解らないです。ですから、「非商用」が設定されているものも多いはずです。これは、「自由」とは違った切り口であって、なんでもかんでも「自由」だとロクな事が無いとも思われます。

ではありますが、日本人にとってはこれも解りにくいものに違いありません・・・・


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posted by at 2012-12-16 22:23 | Comment(0) | 日記 : インターネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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