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2012年01月01日


SQLインジェクションなんて普通起きないはずなんです

まず、最も解りやすい SQL の中で用いられる ' ( シングルクォート ) という記号
ですが、これを使って SQL インジェクションを起こす例が解りやすいと思いますし、
世の中でもいろいろ事例は紹介されています。

しかし、この方法で SQL インジェクションが起きると言う事は、入力データに '
が一つ含まれていると、SQL そのものがエラーになります。 

SQL インジェクションを起こせる WEB アプリは作るのは簡単です。デバッグしな
ければ出来上がります。ですが、それ以前に入力値の ' をエラーにならないように
変換するのは『常識中の常識』のはずなんです。

もちろん、それだけで全て解決するわけではありませんが、余程『マヌケ』なエンジ
ニアがリーダで無い限りそんな事が起こるはずが無いのですが。

もし、そんな事があったとしたら・・・何かかねじれている『人災』と言えます。
または、個人営業か、小さな会社で経験の少ないプログラマ数人でやってるとかです。

それと、例え千歩譲って SQL インジェクションが可能だとしても、そこから全ての
システムが見渡せる程『システム』って単純じゃ無いんです。テーブル数は数百あっ
たり、100を越える列のあるテーブルがあったり、データも記号や数字しか入って無
かったりで、設計書があったとしても『謎』だらけなのがシステムってもんです。

そりゃあ、悪者からすれば、個人情報をピンポイントで探せば良いのかもしれませ
んが、例え見つけても『暗号化』や『符号化』というような、そのままではどうにも
ならないものが手に入るだけで、そこから個人情報を悪事に使えるようにするには
まだハードルがあります。

ふつーのエンジニアだったら、そこが一番大事な事は解っているので、当然防御は
何重もやってるはずで、インターネットをちょっと検索して出てくるくらいの方法
でどーにかなるものでも無いんですけれど。

仮に、一万歩譲って、ハッシュ化のアルゴリズムが解って、ハッシュ後の値が解った
からと言って、漏れるパスワードは短くガードの弱い辞書に乗ってそうなパスワード
だけなんですけれど。


怖いのは、サーバーソフトか人間の脆弱性です


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posted by at 2012-01-01 18:42 | Comment(0) | 知恵メモ : ネットセキュリティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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