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2013年09月19日


銀の匙。第8巻は、ちょっとシリアス



第一巻にチラリと出て来ていた『銀の匙』の説明っていつ出てくるんだろう・・・と思って忘れた頃に『第8巻』でやっと出て来ました。だぶんファンの人は調べて知ってただろうけれど、前回 1〜7 を一気読みしたんで、『やっとかい』と突っ込み入れてしまいました。

今回、素敵な『ボケと突っ込み』は少し影を潜め、登場人物の将来を左右する出来事が次から次へと展開します。なもんで、現実的な内容なので『お笑い』はちょっと小休止。でも、いくつかはあって、特に184ページ(最終ページ)にヒロインのボケを持ってくるあたりは、さすがです。

それと、御影アキ駒場一郎に、『御影牧場を譲り受ける気無い?』と携帯で問いかけるシーンがあるのですが、なんかこのシーンはいろいろ空想が膨らむシーンでもあります。

まず、駒場一郎が答えたセリフからは、彼はまだ『夢を諦めてはいない』という意思が感じられますし、この世界の未来では、今育まれている『才能達』が農業の未来を背負うんじゃ無いかとか。

ただ、自分の牧場を手に入れても、いつかまた同じ事やもっと酷い事がが起きるかしれない。と、素人の発想じゃそのくらいしか未来を予見できないけれど、少なくも『八軒勇吾』と『稲田多摩子』の才能に加えて、獣医も居るし駒場と言う、おそらく現場のリーダとなるような人材も居るし。

だいたい、管理する者と現場の間にはたいていにおいて隔たりというものが存在するけれど、八軒勇吾の才能はその全てを払拭するものだし、彼のもとに全てが集まるという現象をこの物語ではそもそも描いているし。

たぶん、八軒勇吾と御影アキは結ばれるんだろうと思いつつ、そこには馬と牧場と農家という現実があって、せめて漫画なんだからこいつらが全て総出で解決したらいいなぁ・・・なんて思います。


ああ、面白かった。


posted by at 2013-09-19 18:14 | マンガ : ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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