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2014年06月21日


極黒のブリュンヒルデ / ヒットした海外ドラマばりの脚本だと思うのです

極黒のブリュンヒルデ 9 (ヤングジャンプコミックス)


1〜9巻まで読んでいて、時折『いい意味での違和感』を感じたわけです。普通、漫画のストーリーはそれほど重要では無く、それに付随するキャラクタの発言にもさしたる意味は無いわけですが、この漫画は常に読み手に何かを指し示し、物語の向かうところへ視線を向けさせながら、同時に読者の思考の流れを操りながら色々な仕掛けを講じているような気がします。 これに似た、超人ものの海外ドラマもたくさんあります。海外のドラマは視聴率が落ちたら打ち切りになるので、一回一回の脚本はとても良く考えられていて、シーンや俳優の演技にはにはそれぞれ必然の理由があります。それと似た匂いをこの漫画に感じるわけですが、作者さんはまるで監督業をこなすように最終的な原稿を書いてるんじゃ無いかと思ってしまいます。 たぶん何通りもシーン単位で考えてから、全体を見渡して、読者の心理的な動きを考察してるんじゃ無いかと思うのです。もちろん、過去の海外ドラマや他の漫画で使われたであろう『トリック』もよく見かけます。しかし、使うからには『絶対読者をひっかけてやるんだ』という気概がやたらと伝わって来るんですよね・・・。 だから、漫画の一人一人がキャラでは無く、素材が演技しているような感触を受けます。最初からあるていどキャラ設定があるのはどこでも当たり前ですが、ある効果を想定してキャラ設定させた上に、それにあった演技をさせているように思います。 ただ、唯一、絵柄的にそれは伝わりにくい部分があるのは・・・仕方の無い事ですけれど。 ※ ちなみに、『謎』なんて海外ドラマではきっちり説明するものでは無く、視聴率のタネでしか無いです
posted by at 2014-06-21 22:26 | マンガ : 超人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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