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2020年08月01日


聲の形 第三巻 …… 『ちゅき』

なんか、TV でやってたみたいでかつての感想を読み返したら、我ながらよくできた感想だったので更新を決めた...



聲の形(3) (講談社コミックス)


とにかく主人公の石田の小学生の頃の情景が自分の思い出と重なって心が痛い。自分の小学生の頭の中はとてもとてもやさしく無かった。自分の意識の外で廻りから嫌われている事はうすうす感づいてはいたけれど、小学生の頭の中では、それはさしたる問題ではなかった。 普通の小学生からは嫌われ、強い小学生からは目の敵にされた。でも、今で言うような陰湿ないじめは無かった。何故かというと鬼のように怖ろしい先生が本当に居たからで、小学生ではあるけれど、その先生に片手で胸倉つかまれて体が浮いた。今の自分がそれをできるはずも無いので、その恐ろしさは今でも理屈で納得できる。 たぶん相当空気の読めないうざい小学生だった・・・はず。 第一巻開いたとたん、石田の未来が気になって仕方なかった。西宮さんは可愛くて良くできた漫画だけれど、やはり石田の発想に共感が持てた。死にたいと思った事は無かったけれど、大人になって『死んだほうが楽なんだろうなぁ』と思って数ヶ月闇の中をうごめいたことはあった。石田の母の剣幕は、自分が中学生で骨折した時のそれと似ていた。母は、骨折した自分をえらい剣幕で怒った。理由は『心配した』という事らしかったが、もし死のうとしていたら母という生き物はどうなってしまうのだろう。 そんな中。第三巻の最後で『ちゅき』だってさ。 ひっくりかえりそうになった。良かった、石田はたぶん救われるんだろうな。 とりあえず手元にあと7巻まであるし 初回投稿日 : 2015/03/21
posted by at 2020-08-01 18:49 | マンガ : ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月09日


僕だけがいない街(6) / ファンタジー前提のサスペンスドラマ

僕だけがいない街(6) (角川コミックス・エース)


前提が荒唐無稽ではありますが、だからこそ読者もあきらめずに光を求めつづけられるという、とてもとても大好きなお話です。アマゾンのレビューは上々です。『進撃の巨人』の初期は酷かったですが、それも今となっては笑い話です(それぐらいあのお話は結局凄かった)。 この物語は、『進撃の巨人』の次に心にざわつきを覚えた作品で、とても特殊な感触です。この巻のはじまりを読む必要も無く、前巻の終わりで犯人は見えていましたが、時空を超えたお話のまま時間が逆転せざるを得ないお話の流れには、かなりいろいろ考えさせられました。 次。 当然だけれど、犯人は彼を狙って来るはずなんですが・・・ はたしてそうなのか、あるいは違う展開なのか。事情を知った味方が増えて過去の現在で何が起こるのか。お話の創造主としては、必ず主人公を勝たせるはずですが、その方法や落としどころは全て握られていて自由。しかし、しょせん同じ人間の考える事だから、一読者の自分だって正解にたどり着ける事はできるはず。 と、こんな楽しみを与えてくれるお話です。 人間ですから、失敗はあります、事実この巻の最後には失敗の説明もあったりして笑えました。とにかく、不自然さ無く自分の中にズカズカと心地よい感じで踏み込んでくれるクリエイターだと思っています。 超おすすめ。 超えろ、『進撃の巨人』
posted by at 2015-08-09 18:41 | マンガ : ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月16日


『ラーメン食いてぇ!』単行本化が緊急決定 …… うん。面白かったし、ツイート 1.1万とかなってるし。


※ フォントは桜鯰フォントです 

とにかく、『ラーメンが食いたい』漫画なんですが、導入が悲惨なつかみから、なんだかとんとん拍子に全員が『ラーメンの星を目指す!!』みたいなあっと言う間の『漫画』の本来あるべき姿を魅せてもらったような気がした。

なんでも無い日常の中に人が生きていて、おそらくたいした数の人生と触れ合う事ができない単調な3次元を2次元が凌駕する瞬間が、『漫画』なんだなぁ・・・なんて思って、自分に描く才能が無い事を悔やむのですよ。

だから、いつか技術がもっともっと進歩したら、3D レンダリングで物語作ってやる・・・と思ったり。

  • 第1話「三人の絶望者たち」(2015/02/26)
  • 第2話「訃報、秘密基地にて」(2015/02/27)
  • 第3話「赤星亘、旅の始まり」(2015/02/28)
  • 第4話「ラーメン食えねぇ!」(2015/03/01)
  • 第5話「ずっと言いたかった言葉を」(2015/03/02)
  • 第6話「激流の夢、手のひらの記憶」(2015/03/03)
  • 第7話「あんたやっぱすごいわ」(2015/03/04)
  • 第8話「赤星亘、最終地点へ」(2015/03/05)
  • 第9話「扉の向こうには」(2015/03/06)


女の子はぱくたそです。
ラーメンはイラストAC です



タグ:漫画
posted by at 2015-03-16 17:29 | マンガ : ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月13日


凄かった……「死んで生き返りましたれぽ」

どうやったら、そんな状態になるんだろう。
一気に読みましたけれど、よくこんなのをマンガにしようと思ったというか。で、文句の付けようも無くうまくできているというか。こんな直接的な病では無いですが、目で見えているものと、心と、体と現実が全てバラバラに存在しているような感覚で時間を彷徨った経験はあります。最終的に元へ戻った後は、自分がなんだか奇跡的に今立っているところに呼び込まれたような感覚。とは言うものの、元に戻るにはそれなりの長い時間がかかるはずなんですが。

クリエイターって凄いですね。
こういう経験を表現しようという発想はありませんでした。

自分は、その空白で生きた時間から、ひたすら逃げて逃げまくったんですけれど。

とにかく(一応)ハッピーエンドのようです。



タグ:漫画
posted by at 2014-08-13 19:18 | マンガ : ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月12日


少女ファイト(11) はなんかいままでの問題をたった1巻で見事に解決してしまった。

少女ファイト(11) (KCデラックス イブニング )


レビュー読むと、みんなそう思っているみたいです。ただ、このお話はバレー漫画でありながら、登場人物のメンタル部分を軸として、『ドラマ』として読む漫画なんで、いままで結構つらかったです。基本は面白いのですが、なかなか次巻が読めないので、いろいろ忘れた頃にまた少しドラマが進む。そしてまた登場人物の苦悩が続く。 で、この11巻で一気にその負の伏線を、プラスマイナスゼロぐらいに持って行って『希望』がドラマの要素に加わりました。でも、これって結構難しいと思うのです。いままで、こんなに見事にストーリーをうまくリセットしたのを読んだ記憶が無いのでそう思います。 となると。 終わりは近いかもしれないと読んでしまうのですが、この漫画はなんだか綺麗に終わりそうな予感がします。
タグ:漫画
posted by at 2014-08-12 01:58 | マンガ : ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月11日


少年ジャンプ『ある朝起きたら』。かなり『ニセコイ』を参考に作画努力したという感想…。で、期待『大』

長い事少年ジャンプで漫画読んでいても、読み返したりする漫画は珍しいと、自分でも思いました。で、『こんな画風の漫画家さん居たかなぁ・・・』と、『河田悠冶』で検索してみると、『奇怪噺 花咲一休』と『スモーキーB.B.』の作者さんである事が解り。

「へえ・・・ぜんぜん違うやん。」

そもそも、その二作は確かに記憶にあるけれど、二つとも『うりゃぁぁあああ』系の少年漫画。およそ今回の画風とは記憶が一致しませんでした。余程この原作に合わせて研究したんだろうなぁと思いつつ、ページを何度も読み返しているうちに。

「佐久間 春」

「春???」

「小野寺 春」

なんと、『ニセコイ』では、「小野寺 春」が中心にお話が最高潮です。そこで、それを前提に再びページを読み返してみると、なんだかそれっぽいカットをいくつも見つけました。でも、コマ割りの印象は全く違う、どちらかというと、『バクマン』を思い起こすような感じでしょうか。なんか、佐久間 春もそんな感じで、何人も居る『モブキャラ』のデザインが皆『バクマン』系のような雰囲気を感じました。

この漫画化さんは、化けそうな気配を感じますね。いまさらながらに、原作って大事なんだなぁと思いました。こんな必然でも無ければ、研究開発の方向性も決めれないもんですね。

『恋談2連弾』

とありますが、一つ目と二つ目の差は明らかです。原作的にも、『ある朝起きたら』のほうが明らかに上ですし、そもそも最初に出るほうが上に決まっています。『ある朝起きたら』にかける期待は、編集側もけっこうなものでは無いでしょうか。



タグ:漫画
posted by at 2014-08-11 22:11 | マンガ : ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月01日


All You Need Is Kill (ジャンプコミックス)

All You Need Is Kill 1 (ジャンプコミックス)


All You Need Is Kill 2 (ジャンプコミックス)
TSUTAYA へ行くと、トム・クルーズの実写版の映像がずっと再生されています。そちらが、かなり前でこの本が店頭にレンタルとして並んだのは最近です。 魅せたい内容はだいたい想像付きますが、細かい世界観やオチが知りたかったので借りました。内容はだいたい想像通りでしたが、オチはちよっと意外でした。でも、小説ならありがちのオチだとは思ってしまいます。で、実写はどうなるの・・・・かとちょっと興味がわきます。( どういう表現して来るかが楽しみ ) ストーリーの大枠が解っているのに、楽しめるなんてのは結構稀なお話だと思います。それはやはり、閉じた時間のループという、昔からあるネタを SF 的 アニメ的なバトルシーンでどう表現するかという事で、気持ちは基本『映画』に向きます。 この漫画は、そういう立ち位置かなぁ・・・なんて思います。 ▼ こっちも1日がループするお話 恋はデジャ・ブ [DVD]
タグ:漫画 SF
posted by at 2014-08-01 15:25 | マンガ : ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月19日


弱虫ペダルを 16 まで読みました。16 はレビューが 7 件しか無かったですが 全部 ★5つでした。

弱虫ペダル 16 (少年チャンピオン・コミックス)


漫画のカテゴリとして、これを入れるようなのが無かったんですが( このブログで )。という事は純粋なスポーツもので、ここまで気持ちが盛り上がったものが今まで無かったって事です。 TSUTAYA で人気ですから、それなりの期待はしていましたが、期待以上で驚いています。少年漫画のスポーツもので( 単純なスポーツでは無いですが )、理屈無しの期待感の嵐がこれでもかこれでもか、と襲って来ます。 比較するのもなんですが、なんか海外ドラマの 24 を思い出します。 スポーツである以上、必ず勝敗が決するのですが、そこに至る物語の積み上げ方がものすごく練られているというか、イヤ味の無い極端なキャラクタが画面いっぱいに暴れまわっている感じです。 今から続きを借りに行きたいんですが・・・土曜だしなぁ・・・空きがあればいいんですけれど。 ・・・そういや、この表紙はけっこうとんでも無いですけれど、本編からすればマシなほうです。
タグ:漫画
posted by at 2014-07-19 21:30 | マンガ : ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月19日


銀の匙。第8巻は、ちょっとシリアス



第一巻にチラリと出て来ていた『銀の匙』の説明っていつ出てくるんだろう・・・と思って忘れた頃に『第8巻』でやっと出て来ました。だぶんファンの人は調べて知ってただろうけれど、前回 1〜7 を一気読みしたんで、『やっとかい』と突っ込み入れてしまいました。

今回、素敵な『ボケと突っ込み』は少し影を潜め、登場人物の将来を左右する出来事が次から次へと展開します。なもんで、現実的な内容なので『お笑い』はちょっと小休止。でも、いくつかはあって、特に184ページ(最終ページ)にヒロインのボケを持ってくるあたりは、さすがです。

それと、御影アキ駒場一郎に、『御影牧場を譲り受ける気無い?』と携帯で問いかけるシーンがあるのですが、なんかこのシーンはいろいろ空想が膨らむシーンでもあります。

まず、駒場一郎が答えたセリフからは、彼はまだ『夢を諦めてはいない』という意思が感じられますし、この世界の未来では、今育まれている『才能達』が農業の未来を背負うんじゃ無いかとか。

ただ、自分の牧場を手に入れても、いつかまた同じ事やもっと酷い事がが起きるかしれない。と、素人の発想じゃそのくらいしか未来を予見できないけれど、少なくも『八軒勇吾』と『稲田多摩子』の才能に加えて、獣医も居るし駒場と言う、おそらく現場のリーダとなるような人材も居るし。

だいたい、管理する者と現場の間にはたいていにおいて隔たりというものが存在するけれど、八軒勇吾の才能はその全てを払拭するものだし、彼のもとに全てが集まるという現象をこの物語ではそもそも描いているし。

たぶん、八軒勇吾と御影アキは結ばれるんだろうと思いつつ、そこには馬と牧場と農家という現実があって、せめて漫画なんだからこいつらが全て総出で解決したらいいなぁ・・・なんて思います。


ああ、面白かった。


posted by at 2013-09-19 18:14 | マンガ : ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月16日


銀の匙がやたら面白い



TSUTAYA での扱いからして『面白い』のは解っていたけれど、自分がどう感じるかは読んでみないと解らないはずだ・・・と思って7巻一気に借りた。

結局第1巻から十分すぎるほど面白かった。凄い。

もともと、『鋼の錬金術師』の絵を頭に描いて入った物語の中の世界はかなり印象が違ったんだけれど、それよりなによりとても凄い事に気がついた。

『ボケと突っ込みがうま過ぎる』

なんか、途中からそのパターンを追っかけて読むようになってしまって(まだ3巻)いましたが、そのキレがなんというか凄まじい気がします。本来『音』と『時間経過』が関係する『間』の技術をここまで紙の上で表現できるもんかいなと感心してしまいました。

ホメ過ぎかな?

でも、この緩急無かったらただのドラマになっちゃってるハズなんで、いわゆる漫画としてのメリハリってここが一番重要になっている漫画だと思うわけです。それでいて、たまーーに出て来る鋼の錬金術師系の絵が恐ろしくてステキです。


posted by at 2013-09-16 20:09 | マンガ : ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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