遠い記憶の彼方にうずくまっている僕自身の影。それは、誰も知らない僕だけが知っている君。語るとすればそれは君では無く僕。僕が、まぎれもなく僕がその君の楽しそうな笑顔を僕自身に語る。 そこは大和の国。 君がまだ父や母無しではとてもじゃ無いと行けない所。母もその時そのような事が起きるとは思っていなかった。そこで育った人たちにはそれほどでも無かったかもしれないけれど、僕たちにとってはおよそ二度と出会えないそれを心の奥底に焼き付ける事になる。 夜の闇。 水が流れる音。 長い茎を持ち、優雅な弧を持つ草同士が擦れ合う音。蛇行する小川も、その豊富な草の容量で全てを見る事はできない。地面に近い君の視野では自分の進む道を見るのが精一杯。君はそのせいか自然と空を仰ぎ見る。 するとそこは別世界だった。 それは見た事も無い光の濁流。じっと動ぬが、小さな君に興奮を感じさせずにはいられない。その。夜空の川に見惚れぬ人が居ろうか。しかし、君にとっての奇跡はまだ起こってはいない。これから起こる奇跡に比べれば、ごく普通の、その前の普通の静けさでしかなかった。 光が舞う。 それはまるで地面より無限に湧き出る光。もしそこに倭の国の詩人が居たならば、その光に中に龍を見たかもしれない。ほのかな光が無数に空気に混じり、手を振るだけでその光にはいくつも触る事ができる。君は持っていた網を捨て走り出した。 君は前を見、空を仰ぎ見、振り返る。しかし常にそこには必ず光の帯が無数にある。いったいいつまで続いたのだろうか。およそこの世のものとは思えぬ光の饗宴の記憶は、いつまでも君の存在と供に繰り返されてここにある。永遠に終わりの無いその夜の思い出は、君と供に僕の中にある。
2013年07月10日
蛍の海
2010年11月08日
虫ゴム5つ50円
コーナンで買いました。安いだろうと思ってたけれど、 一つ10円って言うような価格帯は久しぶりに見たような。 いや、そう言えばポールペンもそのくらいか・・・ 小学生のころ、一日のお小遣いが30円でした。 当時、駄菓子屋の店先で竹ヒゴ で出来たくじを引いて 長さを箱に書かれた地図に合わせて長いとあたりで ドーナツが2つ以上もらえました。 一回5円でした。 東京オリンピックの記念100円硬貨を親にもらって、しばらく は貯金箱に入っていたのですが、ある日、駄菓子屋で豪遊して こっぴとく叱られました。 たしか、親が頭を下げて返してもらったはずです。 小学生なんだから仕方無いんですよ。 おばあちゃんも健在でとても可愛がってもらいました。 おばあちゃんが語る、きつねやたぬきのお話はそりゃあ 「わくわく」 したものです。 ああ、そう、虫ゴムですね。 普通知ってるはずですよね。ゆっくり空気が抜けるようなら まず疑う場所で、あんのじょうボロボロになっていました。 悪いのは前輪のみで、後輪はさほどでも無かったですけれど 4本もあまってるので、交換しました。 水を付けて突っ込むだけです。 前輪は、構造上雨風受けやすいですから先に悪くなるの でしょう。ついでにキイキイ言ってるところに、CRC556 を ぶっかけたのですが、良く考えずにかけたもので、後輪ブ レーキ部分にもかかってしまい、あわてて水をぶっかけて 放っておいたら、ブレーキかけた時の音は無くなって、かつ ちゃんとブレーキが効いてました。 いやあ、ボロボロの自転車はなんでもありですね:-)
2010年11月03日
素敵を通り越して涙が出そうになった、第1回 販促会議賞グランプリ、「コカ・コーラ/シークレットメッセージ」
第1回 販促会議賞 詳細は上記リンク先にありますが、それらは大人の事情部分。 自分が見たのは下の作品部分。 pdf によるプロモーション いやあ・・・・ こないだ高校の大文化祭+同窓会があったところなんでこみ上げました。 当時はふられた記憶しか無いんですけどね。
2010年08月18日
2010年01月27日
おふくろの猫が旅立ちました。多分人間年齢100歳です。
20年前の自分はやはり相当若いです。
考えたらもうそんな頃に彼女はおふくろの家族になっていたのでした。
妹が言うには赤ん坊の彼女を拾って来たのだそうです。
長い長い年月が経ちました。
彼女は、その真っ白な体をおふくろの腕に抱かれて旅立ったそうです。
自分は彼女に嫌われてました。
何故か彼女は余程で無いと男性を嫌ってたようです。
いつも遠くにうずくまってこちらを眺めている彼女の姿しか覚えていません。
近寄るとすぐに階段を駆け上がり、階上から顔だけを覗かせます。
いつもおふくろといっしょでした。
おふくろは泣きながら言ってました。
「いっしょに居てくれてありがとう」
おふくろはこれから本当の一人暮らしです。
考えたらもうそんな頃に彼女はおふくろの家族になっていたのでした。
妹が言うには赤ん坊の彼女を拾って来たのだそうです。
長い長い年月が経ちました。
彼女は、その真っ白な体をおふくろの腕に抱かれて旅立ったそうです。
自分は彼女に嫌われてました。
何故か彼女は余程で無いと男性を嫌ってたようです。
いつも遠くにうずくまってこちらを眺めている彼女の姿しか覚えていません。
近寄るとすぐに階段を駆け上がり、階上から顔だけを覗かせます。
いつもおふくろといっしょでした。
おふくろは泣きながら言ってました。
「いっしょに居てくれてありがとう」
おふくろはこれから本当の一人暮らしです。
タグ:猫
2010年01月13日
甥っ子のソーラーバッタ( ムービー付き )
shadowbox は、元々設置してたのですが、ここまでするのに3時間くらいかかりました(笑) 最初インラインで flashVars を指定しようとしてどうにもならず、結局 Shadowbox.open に変更。さらに、flv プレーヤーが相当古かったので、最新に。後、いろいろテストして 完成。 ソーラーバッタは、妹の日記で見つけて「欲しい」とか思って どうせだから妹の撮ったムービーを勝手に拝借して・・・とかやって3時間なんですね。 はははは。
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="http://lightbox.on.coocan.jp/sbx/shadowbox.css"> <script type="text/javascript" src="http://lightbox.on.coocan.jp/sbx/shadowbox.js"></script> <script type="text/javascript"> Shadowbox.init({ language: 'en', players: ['img', 'html', 'iframe', 'qt', 'wmp', 'swf', 'flv'] }); </script>
<script type="text/javascript"> function openMovie() { Shadowbox.open({ player: 'flv', title: '甥っ子のソーラーバッタ', content: 'http://lightbox.on.coocan.jp/image/8377811.flv', height: 372, width: 450, options: { flashVars: { image: 'http://lightbox.on.coocan.jp/image/8377811.jpg', autostart: false } } }); } </script> <img src="http://lightbox.on.coocan.jp/image/8377811.jpg" alt="" galleryimg="no" style='cursor:pointer;border-style:solid;border-width:1px;border-color:#000000' onClick='openMovie();' >
上のコードをここで確認できます。というか、これでデバッグしたので。 右側にテキストエリアがあるので、一番上にDOCTYPE を転送して 2番目と3番目にそれぞれセットして「このページで確認」ボタンをクリックです
2009年08月02日
藤城清治さんの絵というか影絵というか引き込まれますね
2009年05月27日
雛の心臓の鼓動
2階で仕事していると、下から奥さんが、 「玄関に鳥居てる」 「え゛???」 「糞だらけやねん」 彼女が言うには、玄関が糞だらけだったので、ドアを開けたまま掃除 していて、中に入ってふと見たら自転車のかげに居たそうです。 見ると、隅っこに、ちょこんとこっち向いて見てるんですよね。 「捕まえて」 一瞬なんの事か理解できなかったですが、手を伸ばすと・・・・逃げます。それでもなんとかそおっと手に取ると なんと弱々しく、ほのかにあったかい。てのひらに直接動物の体温を感じたのはいったいいつの事だったか記憶がありません。みすぼらしく、羽根がぼろぼろ。 「誰にやられたんや・・・」 と、てっきり何かに襲われたのだと思いました。とにかく、こんな経験は初めてなのでじっと自分の手の中で横たわってる生き物を見つめていると・・・ 「トクン」 と心臓の鼓動が指から伝わってきます。横で奥さんがなんかグチ言ってますが、こっちはウワの空。この時点で正直「世話したい」と心のどこかにあったとは思いますが、目の前には奥さんという現実が。 一人暮らしならしばらく一緒に暮らしてたでしょうね。 で、どうしようと考えながら、これが雛で巣から落ちて迷い込んだのだとだんだん頭が理解し、玄関の前で立ちつくしていると複数の鳥の声が頭上からします。一羽なんか、口になにか虫かみみずかなんかをくわえているし、急に雛が鳴きながら暴れたので、持ち直していると、 その声に反応しているし・・・ あきらかに親鳥かその関係者達だと思いました。あるいは同種の雛の声に反応しただけかもしれませんが、その時の複数の鳥の動きから、どうやらすぐ目の前の竹やぶの中に巣があると思いました。 とにかくそれで我に返り、雛をバケツに入れました。 さて。 これがまた実に可愛いのなんの。 真っ黒な瞳と、小さな体。歩くのではなく飛び跳ねて移動します。 一瞬竹やぶへ連れていくのを躊躇し、地面の上にバケツを置いて眺めていると、小さなバケツなのでジャンプして飛び越えてぴょんぴょんと向かいの家の玄関のほうに行きます。 このへんは猫が徘徊しているので、やっぱりまずいと思い直して再びバケツに入れて竹やぶのほうへ。竹やぶは私有地なので囲いがされていて、一応人間は来ないですが、雛の将来は考え無い事にしました。 とにかく、 「たのむぞ、おまえら」 と、上空で鳴く同種らしき鳥達に向かって心の中でつぶやいてました。 そして、数時間後そこへ見に行ったのですが動く影は無く、やはり鳥達がそのへんを飛び回っていたので、どこかに巣があるかもしれません。でないと、ウチの玄関までたどり着くという事実には無理があるのです。 嘘みたいな出来事ですが、今でも雛の心臓の鼓動がてのひらの中の感触 として残っていて、愛しいと言うか、切ないというか・・・ はあ・・・・ です。
2009年04月05日
おふくろの自作いちご大福
「3時になったらいちご大福作ろうな〜」 と妹の息子に語りかけるおふくろ。と、聞いてないが作り方を語りだした。 「5個入りの大福買ってきて半分に切るねん」 「そこに買って来たいちごを突っ込んで閉じたら出来上がりや」 「近所の若いお母さんにあげたら喜んでたで」 と、自慢げである。なんでも、その母親が言う事には、そんな方法を考えた事もなかったという事だが、たしかに、俺も考えた事はなかった。というか、いちご大福なんて3回くらいしか食べた事がないし。 「へえ、なんかうまそうな」 「そうやろ、3時になったら作るさかいな」 とニコニコしながらご満悦である。まあ、俺が居るから思ったより子守りが楽なせいもあるが、おふくろとゆっくり話するのも久しぶりである。 非常に申し訳無いと思うのだが、実家になかなか来れないので今日は俺もほっとした昼下がりを過ごしているのである。 さて、3時。 これは難しい。半分に切って、いちごを突っ込むのは簡単だが、閉じるのにあんこが邪魔して閉じれない。いや、俺は男だから閉じる方法を知らない。そもそも、餃子やあんこもち作った事ないぞ・・・ おふくろは、実は中華料理の達人で、義理の兄弟にマジに大阪で5本の指に入る中国人のコックが居た。当然、餃子なんかお手のもので、というかそのへんでは絶対に食えない絶品の水餃子が作れる人なのである。 「あんな、最初にあんこを奥のほうに突っ込まなあかん」 「でないとひっつかへんからな」 できねーよ、おふくろ。 「あとはねじって粉かけてほら」 次々と丸いいちご大福が出来上がる。しかも、これがうまい。もともとあんこが好きだけれど、過去3回食べたのはうまかったけれど上品過ぎるたような気がする。 これはあんこの後にいちごがはっきり別々に味を主張しているが、俺はとてもおいしいと思った。 「な」 と、おふくろは笑いながら俺の目の奥を読んでいた。 この人にはやっぱ勝てんわ・・・。
2009年04月04日
甥っ子はトミカが大好き
妹が九州から同窓会に出席する為に実家に戻っている。 同窓会に出る間息子の世話をおふくろに頼んだのだが、おふくろが疲れるだろうからと、俺も出番となった。 先日の家族の食事会でトミカを買って渡すつもりだったんだけれど、その日は何故かキッズランドが棚卸で休み。 「うそ・・・」 と結構ショックだったのだが、結局これは甥っ子の強運のなせる技だと後で解る。末恐ろしい奴だ。 二ヶ月前。 同じく家族の食事会で俺は何も考えずに( 実は多少不安だったが )大人買いで10台ほどトミカを買って持っていったのだが、なんと、小学校入学前の彼は既に持っているトミカを見事により分けて見向きもしない。子供が残酷だとは良く言ったものだ。 子供に興味を持たれないおもちゃなどこの世で一片の価値もなくそれを買って来たバカな伯父の立つ瀬など、やはりこの世には無いのだ。 「友達にあげるんだって」 とは妹の通訳。持って無いトミカをもらって、モチロン鼻息は荒く、何を言ってるか解らない。つまり、こだわらなければ伯父の愛は届いた事にはなるのだった。 「俺俺」 たしかに、身内だとこうなるなぁ・・と今の世の中を顧みながら妹に確認の電話を入れながらキッズランドの棚の前に立っていた。やはり携帯電話というものは、便利である。 俺「あいつの持って無いトミカって人形のついてるやつやな?」 妹「う・・ん。写真のが持って無いので種類じゃない」 俺「え」 妹「殆ど持ってるはずだけど」 俺「黄色いスポーツカーは?」 妹「聞いてみるね」 妹「話したいって言ってる」 しばらく宇宙人と話したのであった。 俺「で?」 妹「たぶん大丈夫、後サファリのもたぶん持ってない」 俺「じゃぁ、両方買って行く。じゃあな」 ああ・・・こないだ、棚卸で助かったぁ・・・ 当然喜んでもらったのであった。
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